滝山城

滝山城たきやまじょう
兵庫県神戸市中央区
Mapion
登山口地図

--堀切--
別名 多芸山城・多喜山城・布引城
交通 各線「新神戸駅」から登山口まで徒歩5分。
築城年代 南北朝時代か
築城者 赤松則村か
形式 山城
主な城主 松永久秀・池田泰長
築城年代は明らかではないが、「1333年(正慶2)赤松則村が布引の城に立て籠もる」という記録があり、この布引城が滝山城と考えられる。
1556年(弘治2)7月10日、松永久秀が三好長慶を堺から滝山城に招き、連歌会を催している事から、長慶が摂津に侵攻した際、荒廃していた滝山城を久秀に命じ、改修したものとみられる。
長慶の死後、久秀と三好三人衆が対立するようになると、久秀が堺に出陣している留守に、三好方に攻められ落城、篠原長房が居城した。
1568年(永禄11)織田信長の摂津侵攻に伴い、11月1日長房は城を退去し、阿波の三好方へ逃れる。その後摂津守護となった荒木村重が領有し、花熊城は荒木志摩守が入城し、滝山城は付城として池田泰長に守らせたという。
その後荒木村重が信長に叛くと、1579年(天正7)花熊城攻略に際して滝山城は攻められ、泰長は討死し落城した。
1581年(天正9)兵庫城築城の用材として、石垣等は運び去られたとされる。
登山口に立つ城址碑 竪堀 本丸へ通じる堀底道
石垣の残石 二の丸下腰曲輪 二の丸
本丸に立つ城址碑 本丸背後土橋・二重堀切 本丸背後二重堀切

参考文献 「現地案内板」
                    「大阪・兵庫の城郭 新人物往来社」  
訪城回数 1
2009年3月