辰市城

辰市城たついちじょう
奈良県奈良市東九条町
Mapion

--城址・辰市幼稚園--
別名  
交通 JR桜井線「帯解駅」から徒歩30分。
築城年代 1571年(元亀2)
築城者 筒井順慶・井戸良弘
形式 平城
主な城主 井戸良弘
1571年(元亀2)筒井順慶は松永久秀を倒す決戦の場として辰市を選び、井戸良弘を派遣し、この辰市城を築城させ籠もらせる。詳細な築城日ははっきりしないが、決戦直前、短時日に急造された陣城であった。
8月4日久秀は自ら信貴山城を出陣し、1千3百余の兵で大安寺に着陣すると、子久通の軍と共に辰市城を攻める。激しい争いの中、筒井軍主力が大挙して後詰に向かい、松永勢を打ち破った。この時討ち取った首は5百にのぼったといい、大和国史上最大の激戦となった。
現在の辰市幼稚園付近が城址とされるが、宅地や畑となり遺構は残されていない。

参考文献 「三重・奈良・和歌山の城郭 新人物往来社」   
訪城回数 1
2009年5月