龍田城

龍田城たつたじょう
奈良県生駒郡斑鳩町龍田南
Mapion
堀跡地図

--堀跡とされる溜池--
別名 龍田陣屋
交通 JR関西本線「法隆寺駅」から徒歩25分。
築城年代 室町時代、陣屋は1601年(慶長6)
築城者 龍田氏、陣屋は片桐且元
形式 平城
主な城主 片桐且元
龍田氏は一乗院方衆人で、応仁の乱では越智方に属していた。
戦国時代の動向については明らかではないが、筒井順慶と松永久秀が争っていた際には筒井方に属していたと思われる。

●龍田陣屋
1601年(慶長6)片桐且元は、大和に2万8千石の大名として入り、龍田村に陣屋を構えた。この時龍田氏の居城跡を継承したものと考えられる。しかし且元は間も無く茨木城に移っており、跡を継いだ片桐出雲守孝利の代に陣屋は完成したといわれる。
1655年(明暦1)為次の没後、龍田藩は廃藩となり、1694年(元禄7)片桐家断絶により龍田陣屋は廃された。
現在陣屋跡は公園や住宅地となり、堀跡とされる溜池が残るのみとなっている。

参考文献 「現地案内板」
                          「三重・奈良・和歌山の城郭 新人物往来社」   
訪城回数 1
2010年7月