天童城

天童城（てんどうじょう）
山形県天童市大字北目

--帯曲輪跡--

別名	舞鶴城・天童古城
交通	JR奥羽本線「天童駅」から徒歩25分。
築城年代	1375年(永和1)
築城者	里見頼直
形式	山城
主な城主	天童頼澄

南北朝時代、南朝方の北畠天童丸が本拠とした事に始まるとされる。
その後1375年(天授1)成生荘地頭である里見頼直が入城すると、その子孫は11代頼澄(頼久)まで天童氏を称し、最上一族の盟主的な地位に在った。
しかし頼澄の時、山形城主最上義光と不和になり、1584年(天正12)9月、天童城は最上氏の大軍に攻められた。難攻不落といわれた天童城であったが、これまで天童氏を支えてきた有力領主が次々と離反し、10月19日壮絶な争いの末、落城した。その後天童城は廃城となり、城主頼澄は陸奥国国分氏の下へ逃れ、後に伊達氏家臣となっている。
城址は天童公園・舞鶴公園として整備されている。公園化により改変されている箇所も多いと思われるが、切岸や帯曲輪跡が比較的良く残されている。愛宕神社の建つ本丸には櫓台跡という土塁や古井戸も確認出来る。


西曲輪跡に建つ展望台	帯曲輪跡	中央曲輪跡


城址北麓・愛宕沼	本丸西腰曲輪跡	本丸


本丸櫓跡①	本丸櫓跡②	本丸に建つ愛宕神社

参考文献　「現地案内板」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「山形・宮城・福島の城郭　新人物往来社」

訪城回数　1

2013年9月