豊島氏陣屋

豊島氏陣屋としましじんや
神奈川県横浜市金沢区富岡東4丁目
Mapion

--慶珊寺--
別名 豊島刑部少輔陣屋
交通 京急本線「京急富岡駅」から徒歩15分。
築城年代 1595年(文禄4)
築城者 豊島明重
形式 陣屋
主な城主 豊島明重
江戸時代初期、富岡地頭となった豊島刑部少輔明重陣屋。下総国布川城主豊島頼重の子である明重は1594年(文禄3)徳川家康の麾下となり、翌年富岡郷1700石を与えられた。そして1615年(元和1)大阪夏の陣では御使番を務め、同3年に目付役となり活躍した。しかし1628年(寛永5)江戸城中で遺恨から老中井上正就を殺害、その場で青木義清に討たれ(自害とも)、所領は没収された。
京急富岡駅北東の藪谷戸(宮の前バス停付近)、または慶珊寺谷戸付近に在ったとされるが、開発により旧状は留めておらず、正確な位置は不明。明重が両親の菩提を弔う為に建立した慶珊寺に明重・吉継父子供養塔が残されている。
慶珊寺 豊島明重・吉継父子供養塔

参考文献 「現地案内板」
                      「千葉・神奈川の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2020年2月