津軽陣屋

津軽陣屋つがるじんや
北海道函館市千代台町
Mapion

--千代台公園隅に立つ案内板--
別名 千代ヶ岡陣屋・仙台陣屋
交通 函館市電「千代台駅」下車。
築城年代 1808年(文化5)
築城者 仙台藩
形式 陣屋
主な城主 中島三郎助
1808年(文化5)幕府より蝦夷地警備を命じられた仙台藩が択捉等の出張陣屋の元陣屋として、現在の中島小学校から千代台公園野球場にかけての丘陵に築いた事に始まる。
1855年(安政2)幕府が津軽藩に対し、西は乙部から神威岬、東は箱館から恵山岬までの警備を命じた為、津軽藩は出張陣屋を寿都に設け、ここを元陣屋とした。
1868年(明治1)五稜郭を占拠した旧幕府軍は、五稜郭の前衛として津軽藩が引き上げ空塁になっていたこの陣屋に兵を配置した。
翌年新政府軍の函館総攻撃が始まると、千代ヶ岡陣屋は薩摩藩と福山藩に攻められ、守将中島三郎助らは壮烈な最期を遂げ、陥落した。
地図の地点、千代台陸上競技場の南東に案内板が立つのみで遺構は残されていない。

参考文献 「現地案内板」
                      「北海道・沖縄の城郭 新人物往来社」
訪城回数 2
2012年8月
2014年9月