上の山城

上の山城うえのやまじょう
神奈川県相模原市緑区寸沢嵐
Mapion

--東から城址遠望--
別名    
交通 各線「橋本駅」からバス「三ヶ木」下車。バス停から徒歩30分。
築城年代 戦国時代か
築城者    
形式 山城
主な城主 野呂氏
上の山城に関する史料は見当たらないが、「小田原衆所領役帳」の津久井衆若柳村の項に、「2貫327文 野呂左京亮屋敷」と記されている。津久井城の出城の役割を担っていたと思われるが、後北条氏以前、更に古い時代からの利用も考えられる。
道志川・上川・寒沢により四方を囲まれた「館(立道)」と呼ばれる独立丘の台地上、西寄りに位置する「上の山」に築かれている。「上の山」は南高北低の地形を成し、最高所の主郭から北に向かって大きく4つの郭が並んでいる。「上の山」東下には「もとやしき」の地名が残り、また甲斐と津久井地方を結ぶ古道の一つ「信玄道」が南北に貫いている。
四郭 四郭堀切 横堀
三郭 三郭・二郭間桝形虎口 二郭
主郭 主郭土塁 東下を通る「信玄道」

参考文献 「神奈川中世城郭図鑑 戎光祥出版」
       「千葉・神奈川の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2020年2月