山梨県都留市上谷1丁目 --城址碑-- |
別名 | 谷村館・小山田氏館 |
交通 | 富士急行線「谷村町駅」から徒歩10分。 |
築城年代 | 1532年(天文1) |
築城者 | 小山田越中守信有 |
形式 | 平城 |
主な城主 | 鳥居元忠 |
1532年(享禄5)小山田越中守信有が中津森から谷村へ居館を移すと、出羽守信有・信茂が続いて郡内を治める。この居館の位置について明らかではないが、中津森館や郡内地方の館の大部分が河岸段丘や湖岸に沿って築かれている事から、桂川に面したこの近世谷村城の場所に築かれていたと考えられている。 1582年(天正10)武田氏滅亡後、信茂も討たれ、小山田氏も滅亡すると、郡内は後北条氏、その後徳川氏が支配し、徳川家家臣である鳥居元忠が1590年(天正18)下総に転封になるまで治めた。この間同11年8月から12月まで、服部半蔵正成率いる伊賀組が谷村の守りにあたったとされる。その後城主は目まぐるしく変わり、1704年(宝永1)当時の領主秋元氏が武州川越に移封すると、詰城であった勝山城と共に廃城となった。 谷村第一小付近が本丸であったとされ、勝山城とは桂川を挟み内橋で連絡されていたという。 |