横山城

横山城よこやまじょう
長野県長野市箱清水1丁目
Mapion

--主郭に立つ彦神別神社--
別名 本城
交通 JR信越本線「長野駅」から徒歩25分。
築城年代 南北朝時代
築城者  
形式 平山城
主な城主 上杉謙信
古くは南北朝時代の頃より、横山城は政治的な要地であり、西下の善光寺と一体化していたと考えられ、善光寺平掌握の象徴として特定の領主による城郭ではなく、その時々の情勢に応じて諸勢力が利用する公的な性格を持っていたとされる。
1555年(弘治1)第2回川中島合戦の際、この横山城に布陣した上杉謙信に対し、武田信玄は大塚の地に着陣し、善光寺堂主栗田氏が籠もる旭山城へ兵3千・弓8百・鉄砲3百丁を支援した。これに対し謙信は旭山城の北に付城として葛山城を整備し、両者約2百日に及ぶ対峙を続けた。
その後決定的な戦いは行われず、今川義元の仲介により、旭山城破却が条件で和議が成立し、双方の軍勢は撤兵した。
城域は彦神別神社・城山公民館付近を中心とし、南北に展開していたとされ、改変されている箇所も多いが、彦神別神社裏手に僅かに土塁が残されている。
彦神別神社・城山公民館間を通る道
堀切跡、または元々地続きだったか
二郭から見る主郭 神社裏手に残る土塁

参考文献  「長野・山梨の城郭 新人物往来社」
訪城回数 2
2006年12月
2008年10月