麻田陣屋

麻田陣屋あさだじんや
大阪府豊中市螢池中町3丁目
Mapion

--陣屋門--
別名 麻田城
交通 各線「蛍池駅」から徒歩3分。
築城年代 1615年(元和1)
築城者 青木一重
形式 陣屋
主な城主 青木氏
麻田藩祖である青木一重は美濃国に生まれ、今川氏真に仕えていたが、後に徳川家康に仕え、1570年(元亀1)姉川合戦で活躍した。1572年(元亀3)家康の下を去り、織田信長家臣である丹羽長秀に仕え、1585年(天正13)長秀没後、羽柴秀吉に仕えて黄母衣衆に列した。そして摂津国豊島郡内に領地を与えられると麻田に住した。1600年(慶長5)関ヶ原合戦後、豊臣秀頼に仕えるが、1615年(元和1)大坂夏の陣直前、使者として駿河国駿府に赴いた一重はその帰途、京都で抑留される。その間大坂城は落城した為、出家したが、間も無く家康に再出仕し、改めて麻田に陣屋を設けた。
以後代々青木氏がこの地を領し、14代重義の時、明治維新を迎えた。
蛍池駅西側、とよなか起業・チャレンジセンター(旧蛍池公民館)付近が陣屋跡とされ、碑が立てられている。また刀根山元町の民家に陣屋門が残されている。

参考文献 「現地案内板」
                     「大阪・兵庫の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2018年7月