栃木県鹿沼市下武子町 --南西から遠望-- |
別名 | 府郡城 |
交通 | JR日光線「鹿沼駅」から徒歩10分。 |
築城年代 | 1576年(天正4) |
築城者 | 宇都宮国綱 |
形式 | 平山城 |
主な城主 | 飯田惣左衛門尉 |
1576年(天正4)3月、鹿沼城主壬生氏と敵対する宇都宮城主宇都宮国綱が家臣である飯田惣左衛門尉を城主に一夜で築いたと伝えられ、宇都宮氏の最前線の拠点として重要な役割を担った。 1590年(天正18)豊臣秀吉による小田原攻めの際、宇都宮氏は府所城を足場に壬生氏不在の鹿沼城を攻略したと伝わる。また鹿沼城の「出城」として同年7月4日、結城晴朝に攻められ、落城したともいわれ、壬生氏が利用していた事も考えられる。 黒川が西を流れる丘陵上南端、通称城山または水神山と呼ばれる小丘に築かれた。近年まで堀が残されていたというが、宅地造成により地形ごと完全に消滅している。 |