吹上城

吹上城ふきあげじょう
栃木県栃木市吹上町
Mapion

--南から城址遠望--
別名 吹上陣屋
交通 東武日光線「合戦場駅」から徒歩35分。
築城年代    
築城者 膝附宗長
形式 平山城
主な城主 膝附宗長・有馬氏
築城年代は不明だが、皆川城の支城として、皆川成勝の甥である膝附亦太郎宗長により築かれたと伝えられ、戦国時代、皆川氏が宇都宮城主宇都宮氏と対峙する中、宇都宮まで見通せるこの吹上城は重要な役割を担っていたと考えられる。
1609年(慶長14)皆川広照が改易となり、皆川領が幕府の直轄地となると城址に代官所が置かれた。
1842年(天保13)4月、上総国五井藩から有馬氏郁が1万石でこの地に移封され、吹上藩が成立すると代官所は改修されて藩庁となり、明治に至るまで続いた。
梓山から南東に延びる尾根先端に位置する舌状台地上に築かれている。現在吹上中・住吉神社敷地となり、大きく改変されているが、東側に土塁・空堀が残されている。
住吉神社 住吉神社社殿 土塁・空堀
吹上中学校南側 吹上中学校西側・案内板 城址から西側の眺め

参考文献 「とちぎの古城を歩く 下野新聞社」
           「茨城・栃木・群馬の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2020年12月