願証寺

願証寺がんしょうじ
三重県桑名市長島町又木
Mapion
現願証寺地図

--境内に立つ一向一揆殉教之碑--
別名  
交通 近鉄名古屋線「近鉄長島駅」から徒歩20分。
築城年代 1504〜1521年(永正年間)
築城者 蓮淳
形式 寺院
主な城主 証意
本願寺8代蓮如の6男蓮淳により開基創建された。
蓮淳が入る前の長島は、長島城主伊藤氏が支配していたが、蓮淳から2代実恵、3代証恵、4代証意に至り、近隣の国人領主層をも門徒化した。
1570年(元亀1)4代証意の頃、本願寺11代顕如率いる石山本願寺に呼応して長島城を攻め落とし、伊藤氏を追放すると、以後長島は一向一揆衆の一大拠点となった。
この地は木曽川と長良川に挟まれたデルタ地帯で要害を誇り、願証寺と長島城を中心に14の砦を設け、織田信長に抵抗するが、1574年(天正2)5代顕忍の時、大軍で押し寄せた信長軍の前に2万人以上の死者を出し敗れた。
旧願証寺は長良川に水没しており、現在地又木に再建されている。

参考文献 「歴史群像シリーズ 学研」
           「桑名市教育委員会 文化財HP」
訪城回数 1
2009年4月