浜城

浜城はまのじょう
長崎県島原市新町1丁目
Mapion

--城址碑--
別名 浜の城
交通 島原鉄道線「島鉄本社前駅」から徒歩10分。
築城年代 戦国時代
築城者 島原氏
形式 平城
主な城主 島原純豊
かつてこの一帯は海に突き出た場所で、有馬氏の一族といわれる島原氏の浜城が築かれていた。
1563年(永禄6)この時の領主島原純茂は、キリスト教宣教師のアルメイダに布教を許し、近くに教会を建てさせたという。
1584年(天正12)沖田畷合戦に際し、純茂の子純豊は有馬氏に背き、龍造寺隆信に従った。その為浜城は島津・有馬軍に包囲される。隆信は討死し、この浜城も落城、純豊は薩摩に送られて殺害され、島原氏は滅亡した。
1614年(慶長19)有馬直純が延岡城へ移り、代わって奈良五条から松倉重政が島原に入封すると、森岳城を築くまでこの浜城を拠点としている。
後年浜城の一画は島原市第二小学校が建てられるが、移転後は中央公園となり、入口付近に石碑と城址碑が立てられている。

参考文献 「現地石碑文」
                    「長崎・佐賀の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2011年9月