畑谷城

畑谷城（はたやじょう）
山形県東村山郡山辺町畑谷

--南から城址遠望--

別名
交通	東北中央道「山形中央IC」から車で30分。
築城年代	1596～1615年(慶長年間)初期
築城者	江口五兵衛光清
形式	山城
主な城主	江口五兵衛光清

置賜・下長井地方に通じる要衝に位置し、狐越街道を直視出来る国境防備の城として、最上氏家臣江口五兵衛光清が8千石を領して守っていた。
1600年(慶長5)9月、慶長出羽合戦において、山形城を目指す上杉方直江兼続率いる2万の本隊は荒砥から狐越街道を通り、最上領に侵入すると畑谷城へ迫った。この時五兵衛光清は最上義光から畑谷城を棄て、山形城に入るよう命じられたが、これを拒んだといわれる。
13日、畑谷城は兼続に攻められ、光清以下城兵300余人は奮戦するが、衆寡敵せず全滅、僅か二時の戦いであったという。
館山山頂の本丸を中心とし、東麓の谷間を塞ぐ深い空堀や本丸西尾根の三重堀等、見所は多く、遺構は良好に残されている。


南西から城址遠望	東麓谷間を空堀で封鎖している	首洗池


江口五兵衛光清墓所	東麓空堀①	東麓空堀②


東麓空堀③ 二重堀部分	東麓空堀④	登山道途中にある竪堀群


虎口	本丸西下空堀土塁があり二重になっている	西部三重堀


西部三重堀の一つ	本丸	本丸から山形市街地方面

参考文献　「現地案内板」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「山形・宮城・福島の城郭　新人物往来社」

訪城回数　1

2013年9月