本荘城

本荘城ほんじょうじょう
秋田県由利本荘市尾崎
Mapion

--三の丸に復元された城門--
別名 鶴舞城・尾崎城
交通 JR羽越本線「羽後本荘駅」から徒歩15分。
築城年代 1610年(慶長15)
築城者 楯岡満茂
形式 平山城
主な城主 六郷氏
1600年(慶長5)慶長出羽合戦後、最上義光は上杉領であった庄内を攻略し、戦後徳川家康から攻め取った庄内地方、及び由利郡合わせて52万石を与えられた。
1603年(慶長8)義光に由利郡統治を命じられた湯沢城主楯岡満茂は天鷺城に入城し、この時本城氏を名乗ったといわれる。しかし1610年(慶長15)満茂は新たにこの本荘城を築城すると、僅か8年住んだだけの天鷺城から移り、1612年(慶長17)本荘城は完成したとされる。
1622年(元和8)御家騒動により最上氏が改易となると、満茂は本荘城を退去し、一旦下野国宇都宮城主本多正純の左遷の領地となるが、翌年常陸国府中から六郷政乗が2万石で入城すると、11代240余年間、明治に至るまで六郷氏居城として続いた。
城址は本荘公園として整備されており、土塁や堀が残されているが、改変されている箇所も多いと思われる。本丸入口もすべて枡形状になっているが、どこまでが旧状通りか不明。
三の丸北堀 三の丸(居館跡) 二の丸
東御門跡に復元された城門 本丸 本丸・長柄櫓跡
城址西側・御手作堤 本丸西下・三日月堀 本丸西下・煙硝倉跡

参考文献 「現地案内板」
                        「青森・岩手・秋田の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2013年9月