今福古戦場

今福古戦場）
大阪府大阪市城東区今福西1丁目

1614年(慶長19)11月26日
佐竹義宣×木村重成・後藤基次
Mapion

--三郷橋稲荷社に立つ古戦場碑--
交通 各線「蒲生四丁目駅」から徒歩10分。
1614年(慶長19)大坂冬の陣の際、大坂城には真田幸村、後藤又兵衛基次、長宗我部盛親等、浪人衆が続々と入城し、総勢13万にも膨れ上がっていた。大坂方は徳川家康方に備える為、南面には真田丸を構え、また大和川、淀川、天満川の天然の要害を活用し、今福村には矢野正倫・飯田家貞ら600人、旧大和川を挟み南方の鴫野村には井上頼次ら2千余人を置き、それぞれ柵を設けて守らせていた。
11月26日、佐竹義宣軍1500は梅沢憲忠・渋江政光を先鋒に今福村を攻撃、敗走する正倫・家貞を追撃して討ち取るが、その後大坂城内から木村重成・後藤基次軍が来援すると大混戦となった。憲忠・政光は討死、鴫野方面で勝利した上杉景勝の救援によりようやく撃退に成功し、辛勝した。

参考文献　「現地案内板」
　　　　　　　　　　　　　　「歴史群像シリーズ　学研」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「大阪・兵庫の城郭　新人物往来社」
2015年8月