石津古戦場

石津古戦場
大阪府堺市西区浜寺石津町中5丁

1338年(延元3)
北畠顕家×高師直
Mapion

--北畠顕家奮戦地碑--
交通 阪堺電気軌道阪堺線「石津駅」から徒歩10分。
1335年(建武2)12月11日、足利尊氏は竹之下で新田義貞を破り、1336年(建武3)1月、京を攻める。しかしその間尊氏不在の鎌倉を奥羽北畠顕家が兵を率い占拠し、そのまま尊氏の後を追い西上、尊氏軍を撃破した。
尊氏は九州へ敗走するが、光厳天皇を奉じ東上、湊川で楠木正成・新田義貞を破り、再び入京した。
1337年(建武4)顕家は再び西上、利根川で足利勢に勝利し、次いで義良親王を奉じて鎌倉を攻略する。
1338年(延元3)1月、美濃青野原で高師冬らに勝利するが、足利方必死の布陣により入京出来ず、2月大和般若坂で高師直に破れ、3月には天王寺においても敗北を喫す。そして5月22日、遂に和泉国石津において、高師直軍と激戦を繰り広げ、顕家は21歳の若さで討死した。また従軍していた南部師行や名和義高らも討死している。

参考文献  「現地石碑文」
               「歴史群像シリーズ 学研」
2010年7月