泉ヶ城

泉ヶ城いずみがじょう
岩手県西磐井郡平泉町平泉
Mapion

--北から城址遠望--
別名 業近柵
交通 JR東北本線「平泉駅」から徒歩40分。
築城年代 平安時代
築城者 安倍頼時か
形式 平城
主な城主 藤原忠衡
前九年の役最後の年である1062年(康平5)安倍貞任・宗任兄弟は衣川関(安倍頼時の居館であったとも)に立て籠もるが、「業近柵」が焼け落ちるのを見ると、鳥海柵と小松柵へ逃れた。この安倍氏の衣川からの全面撤退する契機となった「業近柵」がここであったとも伝わる。
その後藤原氏が平泉を支配すると、藤原秀衡の3男和泉三郎忠衡の居館となった。
現在城址は個人宅敷地となるが、周囲より一段高く、周囲は川に囲まれ要害であった事が分かる。
城址東側 周囲を流れる衣川

参考文献 「歴史群像シリーズ 学研」
                 「青森・岩手・秋田の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2012年8月