上赤坂城

上赤坂城かみあかさかじょう
大阪府南河内郡千早赤阪村桐山
Mapion
城址入口地図

--そろばん橋跡--
別名 小根田城・桐山城・楠木本城
交通 近鉄長野線「富田林駅」からバス「水分」下車。
バス停から城址入口まで徒歩20分。
築城年代 1331〜34年(元弘年間)
築城者 楠木正成
形式 山城
主な城主 楠木正季・平野将監
1332年(元弘2)護良親王が吉野山に挙兵すると、楠木正成も再起し、下赤坂城を奪還する。
その後下赤坂城が落城すると、上赤坂城も幕府の大軍に攻められる。楠木正季や平野将監以下282人は懸命に防戦するが、城内に通じる樋を破壊され、水を絶たれると、上赤坂城も落城した。
その後も楠木勢は千早城に籠城するが、その最中鎌倉幕府は上野国で挙兵した新田義貞に攻められ滅亡した。
南北朝時代の城とされるが、現在見られる遺構から戦国時代にも改修、使用されたと考えられている。周辺には猫路山城・枡形城・たかつこ城等支城が多く築かれており、また機会があれば併せて訪れたい。
一の木戸 切通道 三の木戸
そろばん橋跡 堀切 茶碗原
茶碗原下二重堀切 二の丸 二の丸下空堀
本丸 本丸に立つ城址碑 本丸下腰曲輪

参考文献 「現地案内板」
                       「大阪・兵庫の城郭 新人物往来社」  
訪城回数 1
2013年1月