金山城

金山城かなやまじょう
静岡県伊豆の国市神島
Mapion
登山口地図

--北東から城址遠望--
別名       
交通 伊豆箱根駿豆線「大仁駅」から登山口まで徒歩25分。
築城年代 1361年(康安1)
築城者 畠山国清
形式 山城
主な城主 畠山氏
1361年(康安1)11月、関東執事畠山国清は、鎌倉公方足利基氏との確執から弟の尾張守義深、式部大夫義熙と共に伊豆において叛旗を翻す。この時修善寺城を本城とした国清は、この金山城と三津城を築き、弟2人に守らせた。「畠山三城
三城に籠もった国清らははじめ優勢であったが、翌年基氏は関八州の軍勢20万の兵をもって再び伊豆に攻め寄せた。畠山兄弟は金山・三津両城に自ら火を放ち、修善寺城に撤退するが9月10日降伏する。
国清と義熙は夜陰箱根を越えて藤沢道場に逃げ込み、その後国清は西国を流浪し、南都で窮死したという。また義深も藤沢道場に逃げ込むが、後に赦され、越前守護に取り立てられている。
曲輪跡 堀切 堀切
切り通し虎口 城山山頂 山頂から北側の眺め

参考文献 「駿遠豆古城歴史紀行 明文出版社」
  「日本城郭全集 人物往来社」
         「静岡・愛知・岐阜の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2011年1月