静岡県裾野市葛山
--東二重堀切の一つ(一号堀)--
| 別名 | |
| 交通 | JR御殿場線「岩波駅」から徒歩35分。 |
| 築城年代 | 室町時代中期 |
| 築城者 | 葛山氏 |
| 形式 | 山城 |
| 主な城主 | 葛山氏元 |
| 戦国時代、今川氏に代々仕え、東駿郡一帯を治めていた有力国人葛山氏居城。鎌倉時代の創建とされる葛山館に対し、葛山城は室町時代中期の築城と考えられている。 葛山氏は藤原道隆の子伊周を祖とし、深良に土着した大森親康の弟惟兼が葛山氏を称した事に始まるという。そして1418年(応永25)大森氏が小田原城へ移ると駿東一の在地土豪として勢威を振るった。 戦国時代、葛山氏は今川氏に従うが、1560年(永禄3)今川義元が桶狭間合戦で討死した後、葛山氏元は武田信玄に従い、穴山梅雪と共に大宮城を攻めている。 信玄に属していた氏元であったが、1569年(永禄12)6月以降、氏元についての記録が無く、一説に信玄に背き諏訪で滅亡したともいわれるが定かではない。氏元没落後、信玄の六男信貞が跡を継ぐが、1582年(天正10)武田氏滅亡の際、信貞は自刃、旧家臣団は各地に離散したという。 標高250メートル、愛宕山に築かれている。頂部に本丸、西下に二の丸を置き、四方を横堀状に帯曲輪を廻らせ、東西尾根はそれぞれ二重堀切を設けている。南中腹に建つ仙年寺も曲輪跡とみられ、葛山氏墓所がある。 |
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| 城址麓・仙年寺 | 葛山氏墓所 | 東曲輪 |
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| 東二重堀切 | 竪堀 | 東二重堀切の一つ(二号堀) |
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| 南帯曲輪(横堀)�� | 南帯曲輪(横堀)�� | 南帯曲輪(横堀)�� |
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| 本丸 | 本丸南下帯曲輪 | 二の丸 |
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| 二の丸南虎口 | 北斜面畝状竪堀群 | 西二重堀切の一つ(五号堀) |
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| 西二重堀切の一つ(六号堀) | 西曲輪 | 南東、葛山館から城址遠望 |
「静岡・愛知・岐阜の城郭 新人物往来社」
訪城回数 2
2006年9月
2023年12月
2023年12月
