勝連城

勝連城かつれんじょう
沖縄県うるま市勝連南風原
Mapion

--東郭から城址遠景--
別名         
交通 「那覇バスターミナル」からバス「勝連城跡前」下車。
築城年代 11〜12世紀頃か
築城者        
形式 山城
主な城主 阿麻和利(あまわり)
築城年代、築城者は不明だが、口碑伝承によると初代城主は英祖王系・大成王5男とされる。
その後9代目で暴君であったという茂知附按司の頃、機略により勝連城を奪った阿麻和利は、善政を布き、頭角を現していく。これを見た首里城主中山王尚泰久は懐柔策として娘の百度踏揚を嫁がせており、大きな勢力を誇った阿麻和利は天下統一を目論むようになる。
1458年阿麻和利は謀略をもって中城城の宿敵護佐丸を討つと、中山攻略に乗り出すが、百度踏揚は従者である鬼大城(越来賢雄)と共に勝連城を抜け出し、王に阿麻和利の謀反を告げた。謀反が露見した阿麻和利は先手を打って首里城に攻め込むが、防備を固めた首里城を落とす事が出来ず、勝連城に籠もるが、鬼大城を総大将とする王府軍に攻められ落城、阿麻和利は討たれ、その後勝連城は廃城になったという。
2000年(平成12)「琉球王国のグスク及び関連遺跡群」の一つとして世界遺産に登録された。
首里城や今帰仁城、中城城と共に沖縄を代表するグスクで、遺構も良く残されており、是非訪れたい城である。
東側から続く登城路 四郭石垣 四郭・門口のカー(井戸跡)
四郭から見上げる城址 南西から見上げる城址 三郭へ続く通路
三郭南側城壁 三郭入口 三郭から二郭・主郭方面
三郭・二郭西側城壁 二郭 二郭・ウシヌジガマ(拝所)
主郭入口 主郭 主郭・玉ノミウチ御嶽
主郭西側城壁 主郭から南、二郭・三郭方面 東郭

参考文献 「現地案内板」
                     「北海道・沖縄の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2013年3月