千葉県君津市久留里
--本丸に建つ模擬天守--
| 別名 | 雨城 |
| 交通 | JR久留里線「久留里駅」から徒歩25分。 |
| 築城年代 | 1456年(康生2) |
| 築城者 | 武田信長 |
| 形式 | 山城 |
| 主な城主 | 勝氏・里見氏・大須賀氏・黒田氏 |
| 平安時代中期、平将門3男である東少輔頼胤により築かれたと伝わるが、伝承に過ぎない。また1455年(康生1)上総守護代に任ぜられた武田信長が翌年、真里谷・庁南二城を築いた頃に築城されたともいわれ、これが史実と思われる。この頃の久留里城は真勝寺の東南の台地にある上ノ城といわれる所に在った。 その後武田武定の代に一族である勝真勝が久留里城主となるが、上総に進出した里見義堯に城を明け渡し、真勝は小櫃の御沢谷に移ったという。里見氏の久留里進出の時期は諸説あるが、1540年(天文9)代、真里谷武田氏の没落の頃と考えられている。その後久留里城を本拠に定めた義堯により本格的に築城され、以後久留里城は上総に侵攻する後北条氏との接点となった。 1560年(永禄3)後北条氏は向城を築いて久留里城を攻めたが、上杉謙信の上野国侵入の知らせを受け、兵を退いている。1564年(永禄7)後北条氏に攻略され、一時後北条方番衆が在城したが、間も無く里見氏が奪還している。 1578年(天正6)里見義弘没後、子である義頼と義重(梅王丸)との間で争いが起こり、久留里城は義頼に攻略された。 1590年(天正18)豊臣秀吉による小田原攻め後、里見義康は安房一国を残して上総を没収された。徳川家康の領国となった久留里城には遠江国横須賀城から大須賀忠政が3万石で入城している。1601年(慶長6)大須賀氏転封後、代わって入城した土屋氏が3代続き、その後上野国厩橋城主酒井忠清の加増地として南麓に代官所が置かれた。 1742年(寛保2)上野国沼田城から黒田直純が入り、以後明治に至るまで黒田氏が続いた。 |
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| 北尾根堀切 | 久留里曲輪 | お玉が池 |
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| 鶴の曲輪 | 二の丸に建つ資料館 | 薬師曲輪 |
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| 薬師曲輪からの眺め | 天神曲輪 | 男井戸・女井戸 |
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| 波多野曲輪 | 本丸に建つ模擬天守 | 黒田氏時代天守台跡 |
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| 模擬天守から見る本丸 | 本丸土塀跡 | 弥陀曲輪 |
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| 南尾根堀切�� | 南尾根堀切�� | 南尾根堀切�� |
「余湖くんのホームページ HP」
「房総の古城址めぐり 有峰書店」
訪城回数 1
2021年10月
