客坊城

客坊城きゃくぼうじょう
大阪府東大阪市客坊町
Mapion
市杵嶋姫神社地図

--市杵嶋姫神社付近--
別名         
交通 近鉄奈良線「枚岡駅」から徒歩20分。
築城年代    
築城者     
形式 山城
主な城主         
市杵嶋姫神社周辺にある平坦面からは、寺跡と推定される平安時代末から室町時代にかけての瓦葺きの礎石建物跡・掘立柱建物跡・穴倉跡等が見つかっており、この寺跡は、戦乱時に城としても活用されたとみられる。
御霊林合戦に始まった京での争いが下火になった1477年(文明9)9月、京都を発った畠山義就は河内に入り、この時客坊城は攻められ落城したという記録が残されている。その後南河内を手中に収めた義就は、畠山政長方の遊佐長直が守る若江城、そして往生院城を攻略、河内全域を支配した。
現在周辺は畑になっており、遺構は確認出来ないが、ここから河内平野が一望に見渡せ、往生院城等と共に重要な地であったと思われる。

参考文献 「東大阪市立郷土博物館 HP」
    「歴史群像シリーズ 学研」
          「大阪・兵庫の城郭 新人物往来社」  
訪城回数 1
2009年8月