南原古戦場

南原古戦場
神奈川県足柄上郡山北町岸

1353年(正平8)
新田義興・河村氏×畠山国清
Mapion
南原古墳群地図

--南原古墳群案内板--
交通 JR御殿場線「山北駅」から徒歩20分。
1352年(正平7)2月6日、宗良親王を奉じて兄義興・脇屋義治らと共に上野で挙兵した新田義貞の3男義宗は、金井原から人見原一帯で足利尊氏と争い勝利し、尊氏を敗走させた。
その後義興は鎌倉を制圧するが、間も無く尊氏に鎌倉を追われると、河村秀国・秀経らと共に河村城に立て籠もった。
尊氏は畠山国清を将とする軍勢を向け、2年に渡る攻城戦が行われた。難攻不落の堅城である河村城を攻めあぐんだ足利勢は兵糧攻めに転じ、翌8年3月両軍は城下、岸の南原で争い、河村一族は秀国・秀経ら、そのほとんどが討死し、義興らは中川城を経て甲州に逃れた。
酒匂川左岸段丘に位置する一帯が主戦場で、江戸時代の古図に南原古墳群は塚として記載されている。

参考文献 「現地案内板」
                      「千葉・神奈川の城郭 新人物往来社」
              「歴史群像シリーズ 学研」
2008年9月