長柄館

長柄館ながえやかた
神奈川県三浦郡葉山町長柄
Mapion

--長江一族墓所--
別名        
交通 JR横須賀線「逗子駅」からバス「長柄橋」下車。
バス停から徒歩15分。
築城年代 平安時代末期
築城者 長江義景
形式
主な城主 長江氏
衣笠城を本拠とする三浦氏の有力な郎党であった長江義景館跡。
義景は後三年の役で活躍した鎌倉景政の孫とされ、1180年(治承4)源頼朝が挙兵すると、三浦氏と共に従い、衣笠城合戦では大田和義久と共に城内中陣を守った。そして1247年(宝治1)宝治合戦において三浦氏が滅亡した際、長江義重も運命を共にしている。
この地は三浦領大手にあたり、鐙摺を通らず、衣笠城へ向かう間道を押さえる役割も持っていたと考えられる。
福厳寺東側の谷戸が館址とされ、一帯は殿ヶ谷と呼ばれている。谷戸内は水田になっているが、東側に義景大明神が建ち、社殿裏手に長江一族のものとされる五輪塔がやぐらに収められている。

参考文献 「日本城郭全集 人物往来社」
            「千葉・神奈川の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2013年2月