中村館

中村館なかむらやかた
神奈川県中郡二宮町山西
Mapion

--密蔵院--
別名 中村屋敷・稲荷山城
交通 JR東海道本線「二宮駅」から徒歩15分。
築城年代 15世紀後半か
築城者     
形式 台地構
主な城主 中村氏
平安時代末期、中村庄司として殿ノ窪に住した桓武平氏村岡五郎良文6代の孫である宗平を祖とする中村氏の館(城)跡。
1494年(明応3)三浦道寸が新井城を攻め、養父時高を討った際、時高の家臣に見える中村民部少輔はこの中村氏と思われ、この頃から1558〜70年(永禄初年)頃までの中村氏末期の居館と考えられる。
館址は密蔵院を中心とする一帯とされる。また密蔵院東背後の丘は初期の山城といわれ、1505年(永正2)頃から中村川を挟み北条早雲と扇谷上杉氏が争った際、陣城として扇谷上杉氏に利用されたのではないかと見られる。

参考文献 「神奈川の城・下 朝日ソノラマ」
           「千葉・神奈川の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2008年10月