奈良県生駒郡平群町大字西宮 --城址-- |
別名 | 嶋城 |
交通 | 近鉄生駒線「竜田川駅」から徒歩10分。 |
築城年代 | 室町時代 |
築城者 | 嶋氏か |
形式 | 丘城 |
主な城主 | 嶋氏 |
築城者は不明だが、付近は筒井氏重臣であった嶋氏の勢力が強かった地域の為、嶋氏の城と考えられる。1460年(至徳1)畠山義就方の一手が嶋城へ押し寄せたが、筒井順永の後詰によって敗退したというのが嶋城の初見である。その後も嶋氏は筒井氏傘下の西脇衆の一員として活躍し、後に筒井家の家老から石田三成の家臣となった嶋左近が有名で、北の安養寺に嶋左近の位牌が祀られている。 1559年永禄2)松永久秀が大和国に入国し、信貴山城を拠点にすると西宮城も松永方の城となり、支城として改修された可能性も考えられる。1577年(天正5)信貴山城が織田信長に攻められた際、西宮城も落城したとされる。 平群中央公園内の南東、「冒険広場」が城址。公園化により大きく改変されているが、平群神社裏手付近に僅かに遺構が残されているようである。また谷を挟み、北側には同じく嶋氏の城と見られる下垣内城があり、両城は一体であったとも考えられている。 |
北側、下垣内城から見る西宮城 | 西側にある西宮古墳 | 東、椿井城から遠望 中央が城址 |