群馬県富岡市上丹生
--二郭・三郭間二重堀切の一つ--
| 別名 | 丹生山城 |
| 交通 | 上信電鉄上信線「神農原駅」から徒歩60分。 |
| 築城年代 | 1425年(応永32) |
| 築城者 | 岩松満長 |
| 形式 | 山城 |
| 主な城主 | 新田景純・小幡氏 |
| 南北朝時代、新田義貞の末弟義重が足利直義に丹生を与えられ、以後景純まで8代拠ったという伝承があるが、1425年(応永32)足利持氏から地頭に任ぜられた岩松満長により築かれたというのが史実と考えられている。 1555年(弘治1)城主新田景純は後閑城を攻略するが、1559年(永禄2)9月、武田信玄に属し、翌年上杉謙信の関東進出に際し、甲斐へ移った。 1561年(永禄4)11月、信玄は国峰城を攻略し、小幡信真(信実・信貞・信定・重定)を復帰させると丹生城も小幡氏に与えられた。一方甲斐で死去した景純の子信純は後閑氏を称し、1566年(永禄9)信玄による箕輪城攻めに従軍、翌年丹生の代わりに後閑城を与えられ、甲斐の名門上条家を継いだ。信純の子重政(信重)は後閑氏を継ぎ、信久は上条家を継いだが、1582年(天正10)武田氏滅亡後、信久も後閑姓に復している。 丹生川右岸の金乗寺裏山、山頂の主郭を中心とし、ここから派生する6つの尾根上に曲輪や堀が設けられている。南東尾根筋の大手は長大な壕内道が築かれ、城域は東西約800メートルに及ぶこの地域を代表する山城で藪が多いが遺構は良く残されている。 |
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| 三郭北土橋 | 三郭 | 二郭・三郭間二重堀切 |
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| 二郭 | 主郭北腰曲輪 | 井戸跡 |
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| 主郭・二郭間二重堀切の一つ | 主郭西帯曲輪 | 主郭 |
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| 主郭南堀切 | 主郭南東曲輪 | 大手壕内道 |
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| 大手尾根筋堀切�� | 大手尾根筋堀切�� | 東から城址遠望 |
「茨城・栃木・群馬の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2022年3月
