埼玉県入間郡越生町大字小杉 --建康寺-- |
別名 | 自得軒 |
交通 | JR八高線・東武越生線「越生駅」から徒歩40分。 |
築城年代 | 室町時代 |
築城者 | 太田道真(資清) |
形式 | 館 |
主な城主 | 太田道真(資清) |
1411年(応永18)太田道真は右衛門尉資房の長男として生まれ、扇谷上杉氏に仕えた。道真は龍ヶ谷の三枝庵に砦を築き、鉢形城主長尾景春に対抗するが、やがて子である道灌が勢力を回復すると、この地に隠居所自得軒を築き、隠棲した。しかし隠居所とは言え、自得軒は領域の安定を図ると共に秩父・上州方面の監視の役割を持っていたとされ、今でも付近には道灌橋を始め陣屋、馬場、砦、日向、神座等の地名が残されている。 1486年(文明18)夏、道灌は川越城から詩僧万里と共に自得軒を訪ねているが、同年秋、道灌は相模国糟屋館で暗殺されており、これが道真・道灌父子最後の対面となった。その後父道真は道灌の菩提を弔う為、この地に建康寺を建立した。 |