千福城

千福城せんぷくじょう
静岡県裾野市千福
Mapion

--本城・北曲輪間堀切--
別名  
交通 JR御殿場線「裾野駅」から徒歩35分。
築城年代 戦国時代
築城者 葛山氏
形式 平山城
主な城主 葛山氏
戦国時代、葛山城主葛山氏の出城として築かれたといわれ、初め葛山備中守が居住し、後に同族である御宿氏が居住したと伝わる。
御宿氏は葛山氏と共に今川氏に仕えたが、1560年(永禄3)桶狭間合戦で今川義元が討死した後、勘兵衛政友は武田氏に仕えた。1582年(天正10)武田家滅亡後は一時越前の松平忠直に仕え、更に豊臣秀頼に転任し、1615年(慶長20)大阪夏の陣において討死したという。
標高214メートル、東を平山川、西を宮川に囲まれた独立丘に築かれている。最高所を本城とし、北に出曲輪、南東にかけては複数の曲輪を配し、複雑な縄張りを構成している。現在みられる遺構から従来の葛山氏築城説でなく、後北条氏による築城とも考えられている。
居館跡である普明寺 中城南下腰曲輪 中城(本曲輪)
中城から南側の眺め 中城東曲輪 虎口
横堀 帯曲輪 横堀
本城南曲輪 本城(櫓台跡) 本城・北曲輪間堀切
北曲輪西畝状竪堀群 二の曲輪 二の曲輪下竪堀

参考文献 「静岡・愛知・岐阜の城郭 新人物往来社」
訪城回数 2
2006年9月
2023年12月