白鹿城

白鹿城しらがじょう
島根県松江市法吉町
Mapion

-南、松江城天守から白鹿山遠望-
別名 白髪城
交通 JR山陰本線「松江駅」。
築城年代 戦国時代か
築城者      
形式 山城
主な城主 松田誠保
戦国時代、月山富田城防衛の重要拠点として築かれたと考えられる。
1562年(永禄5)出雲に進出した毛利元就は、尼子十旗筆頭であるこの白鹿城攻略の為、荒隈城を築き、翌年8月13日、夜陰に乗じて総攻撃をかけた。この時白鹿城には尼子晴久の姉婿松田誠保や富田城からの援軍牛尾久清勢が立て籠もっており、毛利勢は久清に手傷を負わせ、更に出丸を落としたが、本城は落とせず、持久包囲に持ち込む。9月下旬に富田城から新たに尼子義久の弟倫久率いる1万余騎の援軍が押し寄せるが、毛利勢はこれを破り、その後白鹿城は落城した。
戦後毛利氏は白鹿城を破却し、北隣の真山城を拠点として多賀元信を置いている。
今回は時間の都合で遠望のみに留めたが、遺構も良く残されているようであり、別の機会にまた訪れたい。

参考文献 「鳥取・島根・山口の城郭 新人物往来社」 
訪城回数 1
2012年10月