菖蒲城

菖蒲城しょうぶじょう
埼玉県久喜市菖蒲町新堀
Mapion

--城址・あやめ園--
別名 菖蒲城(あやめじょう)・竜臥城
交通 JR高崎線「桶川駅」からバス「新堀」下車。
埼玉新都市交通伊奈線ニューシャトル「内宿駅」から徒歩50分。
築城年代 1456年(康正2)
築城者 金田式部則綱(佐々木氏)
形式 平城
主な城主 佐々木氏
1456年(康正2)古河公方足利成氏が関東管領上杉氏に備える為、家臣金田式部則綱(佐々木氏)に命じて築かせた。完成したのが5月5日菖蒲の節句であったので菖蒲城と名付けられたと伝えられるが、菖蒲の地名は奈良時代から既にあったともいわれる。
金田氏は近江源氏の末裔といわれ、秀綱の時に忍城成田下総守氏長に属した。
1590年(天正18)小田原城開城と共に廃城となった。
その後徳川家康が関東に入封すると、旗本内藤四郎左衛門正成がこの地に陣屋を設け、菖蒲・新堀・栢間・小林・三箇等の各村5千7百石の領地を治めた。
道路新設や耕作整理によって一帯は削平され、形態は分からなくなっているが、その形から竜臥城とも呼ばれていたと伝えられる。
菖蒲城址に移築されている
内藤氏陣屋裏門

参考文献 「日本城郭全集 人物往来社」
          「東京・埼玉の城郭 新人物往来社」
        「埼玉の古城址 有峰書店新社」
訪城回数 1
2008年6月