筑紫氏館

筑紫氏館ちくししやかた
佐賀県鳥栖市牛原町
Mapion

--筑紫氏遺跡碑--
別名 御館
交通 各線「鳥栖駅」からバス「東橋」下車。
バス停から筑紫氏館まで徒歩25分。
築城年代 1497年(明応6)
築城者 筑紫満門
形式
主な城主 筑紫広門
1497年(明応6)少弐氏一族である筑紫満門が勝尾城に入城し、1586年(天正14)広門が島津氏に追われるまでの約90年間筑紫氏居館として続いた。
筑紫氏館は河内川に沿った谷間最奥部に位置し、裏山の勝尾城を本城として、谷の入口に葛籠城鏡城、北尾根に若山砦、南尾根に高取城、谷奥部の備えとして鬼ヶ城が築かれ、谷部の城下町を守っている。越前一乗谷朝倉氏遺跡を思わせる規模や形態を持ち、「勝尾城筑紫氏遺跡」として国の指定史跡となっている。
当時館跡には主殿や会所、庭園があったと考えられ、発掘調査により戦国時代の遺物が多く見つかっている。現在は五社大明神境内となるが、虎口や石垣、また庭園の名残と思われる巨石が残されている。館址右奥からは勝尾城へ続く登山道がある。
五社大明神 虎口 南下石垣

参考文献 「現地案内板」
                     「長崎・佐賀の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2013年1月