福岡県宗像市陵厳寺・三郎丸
登山口地図
--北尾根畝状竪堀群--
| 別名 | 岳山城・赤間山城・蔦ヶ嶽城 |
| 交通 | JR鹿児島本線「教育大前駅」から登山口まで徒歩15分。 地図の地点、南麓から登山道があります。 他にも複数ルートがあるようです。 |
| 築城年代 | |
| 築城者 | |
| 形式 | 山城 |
| 主な城主 | 宗像氏貞 |
| 築城年代は不明だが、1200年(正治2)平知盛4男である平知宗(宗知宗・惟宗知宗)が赤馬山城に居住した記録が残る事からこの頃既に在ったものと考えられている。 その後宗像氏本城である白山城の支城となり、1336年(建武3)京での合戦に敗れた九州へ逃れた足利尊氏が宗像氏に迎えられ入城したとされ(白山城とも)、この時改修されたという。 1551年(天文20)宗像家内紛の際、陶晴賢に擁立された宗像氏男の異母弟である氏貞(鍋寿丸)が白山城に入城すると、氏男の実弟である千代松丸派が蔦ヶ岳城に拠っている。 1559年(永禄2)立花山城に在った宗像氏一門と思われる宗像鎮氏が大友氏の支援を受けて侵攻してくると当主宗像氏貞は宗像を捨て、大島へ逃れるが、翌年毛利元就の支援を受け、奪われていた許斐岳城を夜襲して鎮氏を討ち、旧領を回復した。その後も立花山城を拠点とする大友勢との抗争は続き、1560年(永禄3)新たな居城として蔦ヶ岳城の改修を開始、1562年(永禄5)完成して移ると岳山城と改称したとされる。 1586年(天正14)豊臣秀吉による九州征伐が始まる前年、氏貞は病没し、嫡男塩寿丸は夭折していた為、九州平定後、筑前は小早川隆景に与えられ、宗像家は没落、蔦ヶ岳城も破却された。 蔦ヶ岳城は標高369メートル城山山頂の本丸を中心とする曲輪群と石峠方面へ続く北尾根曲輪群で構成されており、尾根上に多くの曲輪や堀切が設けられ、県内でも有数の規模を誇る。本丸周囲や北尾根曲輪群には無数の畝状竪堀群も確認出来、現在見られる遺構は氏貞入城後のものと考えられている。 |
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| 本丸南西尾根畝状竪堀群 | 本丸南西尾根段曲輪 | 本丸 |
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| 本丸から北西の眺め | 本丸東曲輪 | 本丸北堀切 |
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| 北尾根曲輪 | 北尾根堀切�� | 北尾根堀切�� |
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| 北尾根曲輪 | 北尾根畝状竪堀群 | 南西から城址遠望 |
「福岡・熊本・鹿児島の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2019年12月
