鵜ヶ崎城

鵜ヶ崎城うがさきじょう
宮城県岩沼市栄町1丁目
Mapion

--城址標柱・案内板--
別名 武隈館・岩沼要害・岩沼館
交通 各線「岩沼駅」から徒歩5分。
築城年代 953年(天暦7)頃
築城者 源重之
形式 平山城
主な城主 屋代景頼・古内氏
古くは武隈館と呼ばれ、953年(天暦7)頃、奥州に下向した歌人源重之により築城された事に始まると伝わる。
鵜ヶ崎城の史実がはっきりするのはこの地方が伊達氏支配下に入ってからの事で、1558〜70年(永禄年間)から1585年(天正13)まで伊達氏家臣泉田重光が城主であったとされる。その後目まぐるしく城主が変わり、1615年(元和1)一国一城令後は仙台藩21箇所の「要害」の一つとして岩沼要害と呼ばれた。
1661年(寛文1)岩沼藩3万石の居館として田村宗良が入り、1681年(延宝9)田村氏が一関へ転封となると代わって古内氏が 入城し、明治まで古内家が代々続いた。
仙台城白石城を結ぶ地点に位置する事から時代を通じて重視され、広大な規模を誇っていたようだが、現在は東北本線敷設や土取りにより城址のほとんどが破壊されている。岩沼駅北西にある鵜ヶ崎公園は城址の一部のようで城址標柱・案内が立ち、2段の平場が残されているが、どこまでが遺構かは不明。
鵜ヶ崎公園下段 鵜ヶ崎公園上段 櫓台跡か

参考文献 「現地案内板」
                        「山形・宮城・福島の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2014年9月