渡川古戦場

渡川古戦場
高知県四万十市渡川

1575年(天正3)
長宗我部元親×一条兼定
Mapion

--四万十川古戦場碑--
交通 くろしお宿毛線「具同駅」から徒歩15分。
1574年(天正2)長宗我部元親に中村城を追われた一条兼定は豊後大友氏の下に身を寄せていたが、1575年(天正3)中村奪還の為、大友氏の軍船の援助を受け、南予・幡多の将兵を率いて幡多西南部に上陸、栗本城に進出し、中村城を窺った。
一条方は四万十川の浅瀬に乱杭を打ち、長宗我部勢に備えていたが、援軍として到着した長宗我部方は軍を2つに分け、一手は正面、もう一手は浅瀬を迂回して四万十川上流を渡渉する作戦に出た。これに慌てた一条方は栗本城へ逃れるが、長宗我部方は塀際まで追い詰め、200余の首級を挙げたという。兼定は栗本城落城に先立って伊予の「戸島」へ逃れて隠棲する身となり、一条氏は滅亡した。
地図の地点、四万十川橋西にある具同公園に案内板・古戦場碑が立つ。
栗本城から中村城方面 四万十川 中村城

参考文献 「現地案内板」
              「歴史群像シリーズ 学研」
2012年10月