足利城

足利城（あしかがじょう）
栃木県足利市西宮町

登山口地図

--本丸下堀切--

別名	両崖山城・飯塚山城・小屋城・栗崎城
交通	JR両毛線「足利駅」から登山口まで徒歩25分。地図の地点、織姫公園北側から登山道があります。
築城年代	1054年(天喜2)
築城者	足利成行
形式	山城
主な城主	藤姓足利氏・足利長尾氏

1054年(天喜2)藤原秀郷7代の孫、伊勢崎淵名城主の藤原成行が足利に入部、足利大夫と称し(藤姓足利氏)、この両崖山に築いたと伝えられる。
1180年(治承4)源平合戦が始まると、足利館の源姓足利義兼は源頼朝の挙兵に応じ従ったが、この両崖山の藤姓足利氏は時の政権平氏に従っており、城主足利俊綱は子忠綱と京警護の為、平家の軍勢の中にいた。宇治川合戦において、忠綱は宇治川を渡る一番乗りの功名を立てている。その後藤姓足利氏は中立を保とうとするが、頼朝方に攻められ没落し、足利荘は源姓足利氏により統治される。
1466年(文正1)11月、山内上杉氏の重臣長尾景人は、上杉氏の足利侵攻に伴い、足利荘代官として勧農に入部し、岩井山城を築いたとされる。そして1512年(永正9)頃、景人の子で3代景長がこの足利城を再建し、岩井山城から移った。
戦国時代末期、足利長尾氏は後北条氏に従い、1590年(天正18)豊臣秀吉による小田原征伐では小田原城に籠城するが、後北条氏が滅ぼされると足利長尾氏も滅亡する。


南尾根展望台下堀切	南尾根曲輪	本丸下腰曲輪


本丸・御岳神社	本丸北に残る石垣	本丸北下堀切


堀切から続く竪堀	北尾根堀切①	北尾根曲輪


北尾根堀切②	西尾根曲輪	西尾根竪堀


展望台からの眺め	心通院・長尾氏墓所右から5代政長・4代憲長・政長夫人	南から城址遠望

参考文献　「現地案内板」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「茨城・栃木・群馬の城郭　新人物往来社」

訪城回数　2

2011年5月
2023年10月