五覧田城

五覧田城（ごらんだじょう）
群馬県みどり市東町荻原

--本丸西堀切--

別名
交通	わたらせ渓谷線「花輪駅」から徒歩60分。
築城年代
築城者
形式	山城
主な城主	阿久沢氏

築城年代は不明だが、1504～21年(永正年間)既に存在した南麓の字関守に設けられた関所を防備する城として築かれたとされる。
1572年(元亀3)上杉謙信の伊勢崎城代荻田備後守が太田金山城主由良勢とこの地で争い、敗れたという。
1579年(天正7)由良国繁と後北条氏との協定が成立すると、五覧田城は深沢城と共に由良氏の支配下に入るが、1584年(天正12)国繁が後北条氏から離反すると、1586年(天正14)後北条氏の指示を受けた阿久沢彦次郎・前原・目黒氏らに攻略された。
1590年(天正18)豊臣秀吉による小田原攻め後、廃城となり、阿久沢氏は帰農した。
標高592メートル、要害山に位置する。山頂の本丸を中心とし、東西、北尾根筋に沿って合計14個の曲輪が築かれている。


東曲輪下堀切	東曲輪下竪堀①	東曲輪下竪堀②


東曲輪	東曲輪からの眺め	東曲輪・本丸間堀切


本丸	本丸北堀切①	本丸北堀切②


北曲輪	本丸西堀切①	本丸西堀切②


西曲輪	西曲輪土塁	南西から城址遠望

参考文献　「群馬の古城　あかぎ出版」
　　　　　　　　　　　　　　　　「茨城・栃木・群馬の城郭　新人物往来社」

訪城回数　1

2022年1月