羽黒山城

羽黒山城はぐろやまじょう
茨城県桜川市西小塙
Mapion
登山口地図
--五郭堀切--
別名   
交通 JR水戸線「羽黒駅」から登山口まで徒歩15分。
築城年代 南北朝時代か
築城者   
形式 山城
主な城主   
築城者・年代は不明だが、形態から南北朝時代の創建と考えられ、一説に1339年(暦応2)〜43年(康永2)11月までの間、南朝方として最後まで戦った関東六城(関城大宝城真壁城伊佐城・中郡城・下野国西明寺城)の一つで春日顕国が城主といわれる所在不明の「中郡城」に比定される。
1573〜92年(天正年間)笠間城主笠間幹綱の甥が根小屋殿と呼ばれて羽黒に居住したとの記録があり、戦国時代には笠間氏一族が居城していたと考えられている。
標高245メートル、羽黒山山頂に位置する。東西に延びる尾根上に6つの曲輪が並ぶ連郭式で中心に配された主郭は土塁で囲まれ、石積みが残されている。また東端の曲輪から北方に延びる尾根に設けられた大堀切を越えた次のピーク、標高264メートル、棟峰にも当城との関連が考えられる城郭遺構が残されている。
登山口 四郭堀切 四郭
四郭・三郭間堀切 三郭 三郭南土塁
内側から見る主郭虎口・石積み 主郭 主郭土塁・石積み
五郭横堀 六郭 六郭土塁
六郭大堀切 大堀切・土橋 西から城址遠望

参考文献 「茨城・栃木・群馬の城郭 新人物往来社」
  「図説 茨城の城郭 国書刊行会」
訪城回数 1
2022年1月