平井山ノ上付城

平井山ノ上付城ひらいやまのうえつけじろ
兵庫県三木市平井
Mapion

--北西から城址遠望--
別名 秀吉本陣
交通 神戸電鉄粟生線「恵比須駅」から徒歩40分。
築城年代 1578年(天正6)
築城者 織田信忠
形式 山城
主な城主 羽柴秀吉
1578年(天正6)三木城主別所長治は誼を通じていた織田信長から突如毛利氏に転じて背いた為、織田軍は三木城を攻めた。7月、長治に呼応し、支城の役割を担っていた志方城神吉城攻略後、織田信忠はこの平井山に付城を築くと、8月、羽柴秀吉が着陣、本陣とした。10月15日、津田宗及を招き、茶会を開いている。同月22日、別所方が襲来し、合戦が繰り広げられたが、長治の弟別所治定らが討死する等、別所方の敗北に終わった。
土塁に囲まれた平坦地を主郭とし、ここから南西方向に三木城を望む事が出来る。東西に延びる尾根道は太閤道と呼ばれ、中腹に多くの段郭が設けられており、三木城を包囲する付城群の中で最大規模を誇る。また西麓に三木城攻囲中に陣没した竹中重治(竹中半兵衛)墓所がある。
入口に建つ愛宕社 段郭 伝太閤道
主郭 主郭土塁 主郭に建つ展望台
櫓台 大手 Mapion
竹中重治(竹中半兵衛)墓所

参考文献 「ひょうごの城 神戸新聞総合出版センター」
  「大阪・兵庫の城郭 新人物往来社」  
訪城回数 1
2018年7月