犬飼城

犬飼城いぬかいじょう
栃木県宇都宮市上欠町
Mapion

--本丸南空堀--
別名 根古屋城
交通 JR日光線「鶴田駅」から徒歩30分。
築城年代 戦国時代か
築城者 宇都宮氏か
形式 平山城
主な城主 犬飼康吉
1379年(康暦1)小山城主小山義政により支城として築かれたと伝えられるが、確証は無い。
1573年(元亀4)犬飼康吉が城主の時、宇都宮城主宇都宮氏に攻められ落城したといわれるが、これも定かではなく、犬飼城から深津城へ通じる古道の存在も含め、少なくともこの時点では小山氏関係の城ではなかったと推察され、戦国時代、宇都宮氏により南西方の守りの支城として築かれたと考えられている。
姿川と武子川に挟まれた舌状台地南端部に位置する。北西に張り出しを持つ方形の本丸は深い空堀や土塁に囲まれ、南東部に井戸跡も残されている。この本丸北から西外側に二の丸を設け、更にその外側に外郭が構えられており、本丸・二の丸を中心に遺構は良く残されている。
大手 大手土橋 本丸南帯曲輪
二の丸南空堀 二の丸 本丸・二の丸間西土橋
本丸 井戸跡 本丸北西張り出し部土塁
本丸北土塁 本丸・二の丸間北土橋 本丸・二の丸間空堀
二の丸北東部 二の丸北東土塁 西から城址遠望

参考文献 「とちぎの古城を歩く 下野新聞社」
           「茨城・栃木・群馬の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2022年2月