宮崎県えびの市小田 --城址-- |
別名 | 覚頭城 |
交通 | JR吉都線「えびの駅」から徒歩35分。 |
築城年代 | 1394〜1428年(応永年間) |
築城者 | 北原氏 |
形式 | 山城 |
主な城主 | 川上三河守忠智・南郷若狭守 |
築城年代は不明だが、 古くから真幸院領主で三山城主北原氏の持城であった。 1562年(永禄5)北原氏が滅ぶと、三山城を奪い、真幸院東半分を接収した伊東氏に備える為、1564年(永禄7)飯野城に入城した島津義弘により改修された。この時新城を加えて加久藤城と改称すると、広瀬夫人を置き、老臣川上三河守忠智に守らせた。 1572年(元亀3)5月3日夜、伊東勢は搦手から本丸に通じる鎌柱口という小経から加久藤城を攻めたが、ここに住む樺山浄慶という山伏が父子3人で防戦し、道は狭く、夜だった事もあり、伊東勢は夜明けを待つ為、木崎原に退いた。そして暑さの為、川で行水していた時、島津勢に攻められ、大敗を喫した。 1589年(天正17)義弘が栗野城へ移り、翌年広瀬夫人も退去すると、地頭が置かれ、1615年(元和1)廃城となった。 |
鶴寿丸(義弘の子)墓所 | 大手門跡 | 本丸に建つ神社 |