金沢城

金沢城かなざわじょう
石川県金沢市丸の内
Mapion

--石川門(1788年再建)--
別名 尾山城
交通 各線「金沢駅」から徒歩20分。
築城年代 1546年(天文15)
築城者 一向宗徒
形式 平山城
主な城主 前田利家
金沢城の来歴について、1546年(天文15)石山本願寺の出先機関として尾山御坊(金沢御坊)がこの地に創建された事に始まる。尾山御坊の位置については諸説あるが、後の金沢城本丸付近とされる。
1580年(天正8)尾山御坊は、柴田勝家勢に攻められ孤立化し、家臣佐久間盛政に攻略される。織田信長に石川・河北2郡13万石を与えられた盛政は、尾山城と改称し、寺院の性格を持つ尾山御坊から城郭へと築城を開始した。
しかし1583年(天正11)賤ヶ岳合戦後、盛政は処刑され、代わって石川・河北2郡を加増された前田利家が入城する。この時既に能登一国を与えられ、小丸山城の築城半ばであった利家は能登を離れ、尾山城に入り、前田氏による加賀・越中・能登支配がここから始まった。
利家の頃は尾山城とも金沢城とも呼ばれていたが、3代利常の頃から金沢城と呼ばれるようになり、120万石に相応しい近世城郭の完成をみている。以後明治に至るまで代々前田氏が続いた。
大手門(尾坂門)跡 菱櫓下石垣 ニラミ櫓台
河北坂・河北門(一の門) 河北門(二の門) 石川門櫓
石川門(二の門) 内堀
橋爪門続櫓・五十間長屋・菱櫓
橋爪門
橋爪門続櫓 三十間長屋(1858年再建) 本丸
本丸辰巳櫓下石垣 いもり堀(外堀) 切手門

参考文献  「現地案内板」
                         「新潟・富山・石川の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2011年4月