辛垣城

辛垣城（からかいじょう）
東京都青梅市二俣尾4丁目

--本丸--

別名	西城
交通	JR青梅線「二俣尾駅」から登山口まで徒歩5分。
築城年代	1558年(永禄1)頃
築城者	三田綱秀
形式	山城
主な城主	三田綱秀

1558年(永禄1)頃、勝沼城主三田綱秀が後北条氏の進出に備えて築いたとされ、勝沼城に対して西城と呼ばれた。
1563年(永禄6)滝山城主北条氏照に攻められ落城。綱秀は岩槻城主太田資正を頼り逃れるが、同年10月自刃し、三田一族は滅亡した。軍畑地域にはこの合戦の戦死者の武具を埋めて供養した「鎧塚」が残されている。
雷電山東、峰続きに位置する辛垣山山頂に築かれている。中心部は石灰石発掘により旧状を留めていないが、四方の尾根上に堀切が残されている。また辛垣山から名郷峠を越え、物見山付近から南に延びる尾根上には出城ともいわれる枡形城が築かれている。


物見山	本丸東堀切	本丸


本丸北堀切①	本丸北堀切②	本丸南腰曲輪


海禅寺総門	海禅寺境内・三田氏供養塔	鎧塚

参考文献　「図説中世城郭事典　新人物往来社」　　　

訪城回数　2

2006年3月
2017年2月