瓦林城

瓦林城かわらばやしじょう
兵庫県西宮市日野町
Mapion

--日野神社に立つ城址碑--
別名    
交通 各線「西宮北口駅」から徒歩15分。
築城年代 1336年(建武3)
築城者 貴志義氏
形式 平城
主な城主 瓦林正頼
詳しい築城年代は不明だが、1336年(建武3)白旗城主赤松則村(円心)部将の貴志五郎四郎義氏が守っていたとされ、同年5月、湊川合戦の際、南朝方に攻められたといわれる。
1519年(永正19)細川高国と細川澄元の争いの中、瓦林正頼が守る越水城が澄元方に攻められると、援軍に赴いた高国勢が布陣したとされる。
1564年(永禄7)三好長慶没後、三好三人衆と松永久秀が対立するようになり、瓦林三河守は久秀に従った為、1566年(永禄9)三好方篠原長房に攻められ落城した。これは越水城の事ともいわれるが、この時瓦林城は廃城になったと考えられる。
城址の詳しい位置は不明だが日野神社付近にあったと推定され、境内に城址碑が立つ。また瓦林正頼の墓といわれる五輪塔がある南西の極楽寺という説もある。

参考文献 「現地案内板」
                          「ひょうごの城 神戸新聞総合出版センター」
                     「大阪・兵庫の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2015年3月