小館

小館こたて
福島県会津若松市本町
Mapion

--小館山稲荷神社--
別名 西館・西黒川館
交通 JR只見線「西若松駅」から徒歩20分。
築城年代 1382年(弘和2)
築城者 蘆名直盛
形式
主な城主 蘆名直盛
1379年(康暦1)会津に入った蘆名家7代直盛は、飯寺館に3年住し(幕内の地ともいわれる)、その後この地に小さな館を築き、東黒川館(後の黒川城の前身)の造営を開始する。その為この館は西館・西黒川館とも呼ばれた。2年後に東黒川館が完成すると、直盛はそちらへ移り、この地は融通寺に与えられた。
1589年(天正17)摺上原合戦に勝利し、黒川城に入城した伊達政宗は、母である保春院をこの館に住まわせたともいわれる。1590年(天正18)豊臣秀吉による小田原の陣へ向かう前日、この館に招かれた政宗は、保春院に毒を盛られ、参陣が遅れる結果となった。
現在付近一帯は宅地化され、稲荷社が建つのみとなっている。

参考文献 「現地案内板」
                  「武者たちの舞台 福島民報社」
訪城回数 1
2011年5月