馬渡大内城

馬渡大内城まわたしおおうちじょう
千葉県佐倉市馬渡
Mapion

--主郭・二郭、三郭間切通--
別名      
交通 JR総武本線「物井駅」から徒歩20分。
築城年代 16世紀前半
築城者 臼井氏
形式 丘城
主な城主    
16世紀前半、古河公方足利高基と小弓公方足利義明が対立する中、高基方である本佐倉城主千葉氏・岩富城主岩富(弥富)原氏と義明方である臼井城主臼井氏は鹿島川を挟み、激しい軍事的緊張関係にあった。詳細は不明だが、この頃、対岸の大篠塚城小篠塚城を意識した臼井氏側の最前線の城として築かれたと考えられている。
しかし現在見られる遺構は戦国時代末期のものと推定され、16世紀中頃、原氏が臼井氏を追った後も存続し、本佐倉城・臼井城の支城の役割を担ったと考えられる。
鹿島川左岸、台地縁部に位置し、南側の主郭と切通を挟み、北側の二郭・三郭で構成されている。一面竹藪となっているが、主郭南の桝形虎口や高土塁等、遺構は良く残されている。
主郭・二郭、三郭間切通 主郭 主郭西土塁
二郭 二郭・三郭間空堀 三郭下に建つ妙見社

参考文献 「千葉県所在中近世城館跡詳細分布調査報告書 千葉県教育委員会」
訪城回数 1
2021年11月