水口岡山城

水口岡山城みなくちおかやまじょう
滋賀県甲賀市水口町水口
Mapion

--本丸北石垣--
別名 水口城
交通 近江鉄道本線「水口駅」から登山口まで徒歩10分。
築城年代 1585年(天正13)
築城者 中村一氏
形式 山城
主な城主 長束正家
1585年(天正13)羽柴秀吉が甲賀郡と蒲生郡の一部を支配する為、中村一氏に命じ築城させ、当時は水口城と呼ばれた。
1590年(天正18)一氏が駿府城に移ると、増田長盛が城主となる。
更に1595年(文禄4)長盛が大和郡山城へ転封すると同時に、長束正家が入城した。
1600年(慶長5)5月、徳川家康が上杉景勝征伐令を布くと、正家配下の甲賀武士は東軍に従い、伏見城に拠って落城と運命を共にした。西軍は関ヶ原に向かう甲賀武士を捕え、妻子を人質として岡山城に取り、その動きを抑制する。しかし関ヶ原合戦で敗れた正家は岡山城に帰城するが、池田長吉に攻められ自刃した。その後家康の命により岡山城は廃城となった。
1632年(寛永9)水口城築城に際し、岡山城の石材が転用されたという。
虎口 三の丸 三の丸から見る出丸
二の丸・三の丸間空堀 二の丸 本丸・二の丸間空堀
本丸北石垣 本丸枡形虎口 本丸

参考文献 「現地案内板」
                        「京都・滋賀・福井の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2009年3月